ガンって思ったよりも身近だ

義妹がスキルス性の胃がんで他界、翌年義父もがんで胃を全摘出に。

義妹の三周忌を終えて。

今年の1月には義妹は三周忌を迎えました。

 

東京からも下の義妹芳美さん夫婦も駆けつけ

三周忌の行われるお寺に身内が顔を合わせました。

 

 

里子さんのお墓はお寺の中にあります。

いわゆるマンションタイプの墓地というのでしょうか。

キーをかざすと自動的にセットされてお墓が開きます。

 

朝晩は毎日お経を唱えていただけるし、

お掃除の手間も要らず永代供養。

お寺の中で法要を行えるようになっておりとても便利。

我が家は娘2人だし、立派なお墓など要りません。

こんなマンション型もいいなぁと

初盆の時に訪れたときにも思いました。

 

 

 

里子さんのご主人に息子さん2人、

亡くなってから迎えたお嫁さんも一緒です。

それに義父母、私たち夫婦、義妹芳美さん夫婦です。

 

お寺でお経をあげていただき

静かながら厳かな式でした。

 

お坊さんの低いが良く通るお経を聞きながら、

毎日お経をあげていれば誰でも良い声になれるのか

たまたま下手なお坊さんに当たってないだけなのかと

取り留めのないことを考えてしまいました。

 

お経の後は皆で順番にお墓に手を合わせました。

「お疲れさま、天国でゆっくりとしてくださいね。」

毎回わたしはそう声をかけます。

ストレス性の胃がんと告知されてから、

彼女は一年以上頑張ったのですから。

 

 

 

式の後、皆で食事の席へと流れ

久々に顔を合わして和やかな会食へ。

 

里子さんの次男は今年から社会人。

長男はもうすぐ新居への引越しも決まったそうです。

2人とも顔つきもしっかりとしてスーツ姿も決まっています。

そんなお目出度い話に花を咲かせながら

おいしい食事をいただきました。

 

 

そんな中、義父が

「去年の一周忌には俺は出られなかったからなぁ。」

としみじみと口にしました。

 

そうでした。

去年の一周忌の席に義父は出られませんでした。

ちょうど胃がんの手術と重なったのでした。

 

あれから一年。

義父はさすがに一人前を平らげるのは無理ですが

大好きな鰻も食べれるようになりました。